広島県内の外国人匿名・流動型犯罪グループ=「トクリュウ」による大麻栽培事件をめぐり、警察は「指示役」とみられるベトナム国籍の男を逮捕しました。
部屋にびっしりと並べられた大麻草の鉢…これはベトナム人の匿名・流動型犯罪グループ=いわゆる「トクリュウ」が販売目的で大麻草を栽培していたものです。
この事件に関連し、警察はベトナム国籍の会社役員・グェン・ヴィ・フォン容疑者(41)を麻薬および向精神薬取締法違反の疑いで再逮捕しました。
グェン容疑者は福山市の住宅で大麻およそ19グラムを所持していた疑いがもたれていて、調べに対し「大麻があることは知らなかった」と容疑を否認しています。
警察はこの事件で東広島市黒瀬町や安芸区瀬野町の関係先から大麻草539本、大麻およそ2400グラムを押収していて、グェン容疑者はグループの指示役の可能性があるとみて、事件の全容解明に向け捜査を進めています。