インド政府は、パキスタンとの係争地で起きたテロ事件を巡り、パキスタン側にあるテロリストの拠点を攻撃したと発表しました。
地域情勢のさらなる不安定化が懸念されます。
インド国防省は7日、パキスタンと領有権を争っているカシミール地方のうち、パキスタンが支配する地域の9カ所を攻撃したと発表しました。
いずれもテロリストの拠点を攻撃したと主張しています。
パキスタンのメディアによりますと、インドのミサイル攻撃で少なくとも8人が死亡し、35人が負傷したほか、パキスタン軍はインドの空軍機を撃墜し、司令部を破壊したとしています。
カシミール地方では4月、インド側の支配地域で観光客らが武装集団から銃撃され26人が死亡する事件が起きていて、双方の緊張が高まっていました。
核兵器を保有する両国の対立で、地域情勢のさらなる不安定化が懸念されます。
これについて、アメリカのトランプ大統領は「残念だ。早く終わることを願う」と語りました。