7年前に廃止されたJR三江線の線路を使ってトロッコが運行され、家族連れなどがレールの旅を楽しみました。

かつての三江線のレールの上をコトコト走るトロッコ。邑南町の旧口羽駅で行われた体験イベントです。
江津市と広島県三次市を結んだJR三江線は7年前に廃止されましたが、かつての鉄道施設の観光資源としての活用に取り組むNPO法人・江の川鐵道が、春から秋にかけてトロッコを運行しています。

6日のイベントでは、旧口羽駅から広島との県境まで片道1.2キロのコースを時速5キロのゆっくりしたスピードで走ります。途中、運転するスタッフが三江線の歴史を紹介。トンネルには邑南町の動物や植物を描いた影絵が写しだされます。
そしてトンネルを抜けると…県境にかかる鉄橋。江の川の雄大な景色を眺めることができます。

観光客:
こんな楽しいことが自然いっぱいの所でできるのは良いと思いました。続いてくれればと思います。

NPO法人「江の川鐵道」・森田一平さん:
だんだん記憶が薄れていく中で、今年は8月31日の全線開通の記念日をめざしてキャンペーン的に楽しいことを考えていきたいと思います。

旧三江線を走るトロッコは、5月はこのあと17日、18日、24日、25日の4日間運行される予定です。

TSKさんいん中央テレビ
TSKさんいん中央テレビ

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