4月に死去した教皇フランシスコの専用車だった「パパモービル」が、パレスチナ自治区ガザの子どもたちのための移動式の診療所として使われることになりました。
「パパモービル」は、教皇が信者らの前に出る際に使われる専用車で、教皇フランシスコは亡くなる前日にもこれに乗り、バチカンのサンピエトロ広場を一周しています。
ローマ教皇庁などによりますと、教皇フランシスコは亡くなる前にイスラエルの支援団体に対し、所有する「パパモービル」1台を提供しています。
現在、感染症の検査キットや診断機器、縫合キットなど命を救うための物資を装備するなど、車を改良しているということです。
今後、ガザへのアクセスが改善した後に医師や医療従事者を乗せ、子どもたちに必要な医療支援を届ける予定だということです。