組織を強くするための人材育成。
リーダーシップを学ぶワークショップが行われました。
“リーダーシップは1人1人に内在する”。
組織を強くさせるために必要な発想とは。
日本の国立総合大学として、唯一「体育・スポーツ」の学群を保持する筑波大学。
この日行われていたのは、21の運動部のリーダーらを対象に、“リーダーシップのあり方”や“チームづくり”について学ぶ研修です。
プログラムは、リーダーシップ力を高める体験型ワークなど、チームを導く“考え方”にフォーカスを充てた内容に、課題に対し異なる部活のリーダーらが部活動の垣根を越え意見交換。
多くの意見から生まれる“考え方の差”から、改めて“責任”の意味を捉え直します。
アチーブメント・高木謙治トレーナー:
ずっこけるくらいの大けがをするかもしれないが、立ち上がって未来に向かう。要は反省をし、行動を変えればいい。あなたの人生はあなたに責任があるから。
このような「“自分が源”…自分ができることを見つけ実行する。それが文化になる」ワークや、「無意識に持っているバイアスを解放し、新たな価値観を取り入れる下地作り」ワークなど、2日間にわたり、リーダーシップに必要な考え方や発想を学びました。
筑波大学女子バスケットボール・朝比奈あずさキャプテン:
競技力を高めるため、人間性(人間力)は必要不可欠。それを学ぶ機会があるのは、筑波大学だからこそ。すごく貴重な機会だった。
筑波大学男子バレーボール・牧大晃キャプテン:
技術のことだけでなく、チームがどう強くなっていくか、同じ目標に向かうためにどうしたらいいか、新しく知ることができた。
筑波大学女子バレーボール部・中本唯愛副務:
よりよい人間関係を築いていく上で、自分が人間としてどういうふうに振る舞うか、人に対してどう接していくか、すごく勉強する機会になった。
本質的な考え方を持ち、思いをともにする仲間を巻き込みながら、イノベーションを起こせるリーダーの育成。
筑波大学 体育スポーツ局・稲垣和希助教:
まさに人材育成。競技も大事だが、学生時代に結果を出すということだけでなく、その後、卒業後、はるかに長い人生において活躍していける人材を輩出していきたい。競技とキャリア両方の意味で(リーダーシップの)考え方・ノウハウを伝えている。
また、今回の取り組みは、企業においても組織をより強くするための必要な発想だといいます。
アチーブメント・高木謙治トレーナー:
リーダーシップは、リーダーが持っているだけでなく、1人1人の中に内在する“強み”“その人らしさ”を発揮していくこと。チームの目標達成に向け、自分の持っている力を発揮すること。その影響力そのものがリーダーシップ。組織がより良い方向に向かっていくため、非常に重要な考え方、力だと思う。