お米は炊いて食べるだけではない。
価格が高止まりする中、お米の魅力を知ってもらうフェスが開催されました。
1つ1つ丁寧に握られたおにぎりは、国産米を100%使用。
さらに、国産米粉100%のミニたい焼きです。
「こどもの日」の5日、千葉・流山市で開催されたのは「米フェス」です。
医師や管理栄養士が監修する今回のイベントは、消費者にお米の魅力を再発見してもらうことを狙いとしています。
RICEMORE・熊谷里奈代表取締役:
栄養指導を通じてお米を食べることは大事だと痛感していて、お米の良さを体にいいんだよって広めていきたい。
猛暑の影響やインバウンド需要の増加などにより、流通が不足しているお米。
今、消費者にとっては少し手が届きにくい存在になりつつあります。
会場ではおにぎりやおせんべいなど、お米を味わう大勢の人の姿が見られました。
出店者:
お米を好きなお客さんが多くいらっしゃると思って、米そのものを味わってもらえるのかなと思った。
中でも女性たちが足を止めていた店。
ブローチにピアス。
売られていたのは、廃棄される予定のお米を使ったアクセサリーです。
出店者:
(お米は)毎日の生活のそばにあるものなので、それを食べるだけではなく、アクセサリーにして身につけて楽しんでもらえるのは、すごく私の中ではいいことでもあるかなと。
主催者は、お米の価値を発信しその魅力を伝えることで未来に向けて盛り上げていきたいといいます。
RICEMORE・熊谷里奈代表取締役:
日本の和食という文化が世界で注目されて、無形文化遺産に登録されて10年ほどたっていると思うが、そのままにしてしまうと衰退してしまうことにもつながると考えている。そこを衰退させない、日本を元気にしていくことを目指していく、お米がその中心にあるのではないか。