上皇さまは、心臓への血流が不十分になる「心筋虚血」の所見があり、あすから都内の病院に検査入院されることになりました。91歳の上皇さまの入院は、退位後初めてです。
宮内庁によりますと、上皇さまは先月受けた定期検診で心筋虚血の所見があったということです。
特に自覚症状は無いものの、91歳と高齢であることから、あす東京大学医学部附属病院に入院し、検査を受けられるということです。
上皇さまは2012年に狭心症と診断され、冠動脈のバイパス手術を受けられました。また、退位後の2022年には右心房と右心室の間の弁がうまく閉じない「三尖弁閉鎖不全」による「右心不全」と診断されました。
投薬などにより所見は改善され、毎日朝夕に散策をし、普段通りの規則正しい生活を送られていましたが、きょうの散策は見合わされました。
上皇さまは去年10月、骨折して手術を受けられた上皇后美智子さまを見舞うため、東大病院を訪問していますが、入院されるのは退位後初めてです。
上皇さまは美智子さまと共に今月8日から14日まで葉山御用邸で静養が予定されていましたが、延期されるということです。
この記事に載せきれなかった画像を一覧でご覧いただけます。
ギャラリーページはこちら(15枚)