石破首相は、去年10月の総理大臣就任後はじめて、自身のYouTubeチャンネル「イシバチャンネル」と個人の公式ホームページに新たな動画を公開し、総理としての公邸での暮らしや佳子夫人への感謝などについて語った。

動画は4月15日に収録し、5月3日付けで公開されたもので、石破首相は総理になってからの変化を聞かれ、「大臣も何度もやったし幹事長とか政調会長もやって、そんなにびっくりしないはずだったんだけど日々新鮮ですね。いろんな意味で」と述べ、安倍元首相や岸田前首相が襲撃された事件を受けての警備の厳しさを例に挙げた。

また、首相公邸の住み心地については「二・二六事件の舞台となった、お化けが出ると言われる。見たことはないが」と述べた上で、「広くて快適といえば快適だけど、こういうものなんだねと思うのは窓から外が見えない。窓を開ければいろんな樹木が見える、以上。いわゆる景色というものが見えない。今日は外が見たいなと思っても見えるのは樹木ばかりだ」と外部から見られないような造りを挙げた。

また、警備上の都合からスーパーなどに買い物に行くことも「許されない」と不自由さを嘆きつつ、厳重に守られていることについては「ありがたいことだ」と述べた。

公邸での食事については「(自身を)1人で置いておくと重圧にめげちゃいかんみたいなところもあるし、総理大臣の奥さんという公の仕事も時々あるので、配偶者がずっといてくれる。公邸に帰って食事時間にぶつかると大体彼女が作ってくれてるのだな」と述べ、佳子夫人への感謝を口にした。

イシバチャンネルより
イシバチャンネルより
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動画の最後には、インタビュアーから色紙にイラストを描くよう促され、藤子不二雄さんの「オバケのQ太郎」の「Q太郎」と、赤塚不二夫さんのキャラクター「ニャロメ」を描き上げて披露した。