被爆80年にあわせ、今月11日から被爆者や被爆二世が核保有国のイギリスを訪れ、名門・ケンブリッジ大学などで被爆体験を話すことになりました。
イギリスを訪問するのは、県被爆者手帳友の会の朝長万左男 会長(81)と、被爆者の本村チヨ子さん(86)、それに被爆二世の大瀧知子さん(64)など4人で、2日に長崎市で会見を開きました。
友の会では、世界的な核兵器廃絶のうねりを作る「ヒバクシャミライプロジェクト」として、2023年11月には被爆者など10人が訪米し、被爆体験講話をしました。
今回はその第2弾で、今月11日から9日間の日程で、イギリスのロンドンなど3都市を訪れます。
ケンブリッジ大学やエディンバラ大学で被爆体験などを語るほか、現地の学生たちと核兵器廃絶について対話することも大きな目的です。
朝長万左男 会長
「(核保有のイギリスで)そろそろ核兵器をなくす方向に国民に動いてほしい、ということを訴えに参ります」
本村チヨ子さん
「一番、多感な時期に被爆の、私の無残を聞いたらどういう反応を起こすだろうか、まずそこを私は関心がある」
イギリスでの講話のうち、日本時間の今月12日(月)午後8時からの回は、「大和日英基金」のYou Tubeサイトからも見ることができます。