千葉・木更津市の東京湾アクアラインで、車道に落ちた白い脚立のような落下物に車が突っ込み、火花を散らす瞬間がカメラに捉えられた。さらに大阪や名古屋の高速道路でも落下物による被害が相次いで確認されており、中には被害を受けた人自身が事故の瞬間を撮影している。交通ルールに詳しい弁護士は、「落とし主に責任を問える」と解説している。
高速道路で落下物が車に衝突…火花散る瞬間
千葉・木更津市の東京湾アクアラインで4月17日午後6時半頃に撮影されたのは、ゴールデンウィークのお出かけ中に巻き込まれたくないハプニングだった。

道路のど真ん中に落ちていた白い物体に、赤い車が避けられずに突っ込むと、引きずられた落下物から火花が散った。
撮影者によると、落下物は長さ1mほどで金属製の脚立に見えたという。
走行中の撮影車の車に鉄パイプ激突
一方、大阪市の近畿自動車道で4月19日午後4時半頃、こちらでは撮影者自身が落下物の被害を受けていた。

落とし主は右前方を走るトラックだった。荷台から何かが落ち、前の車たちが避ける中、撮影者の目の前に迫った。
当時について撮影者は、「めちゃくちゃ怖かったですね。タイヤも乗り上げたなっていう感触もありましたし、結構な衝撃はありましたね」と語っている。

落下物の正体は鉄パイプと木材だ。撮影者の車が踏んだ瞬間に跳ねあがり、車に傷が付いたという。
バーストタイヤの残骸に衝突…責任は誰に?
さらに愛知・名古屋市で3月27日午後8時半頃、伊勢湾岸自動車道では意外なものが落ちていた。
撮影者は、「避けることも出来ず、ビニール袋だから大丈夫かなと思ったらドカーンと大きな音がして」と語っている。

撮影者が衝突したものの正体は、バーストしたタイヤとみられる。
もしも運転中に落下物に巻き込まれたら、落とし主に責任は問えるのか。
交通ルールに詳しい高山俊吉弁護士によると、「責任を問えます。一般道路でも高速道路でも物を落とさないようにしなきゃいけないということが規定としても明記されている」と解説している。
(「イット!」 5月1日放送より)