新緑がまぶしい高松市の栗林公園に新たな風が吹き抜けました。２０１２年の運航開始以来、男性が務めてきた和船の船頭に、初めて女性が仲間入りしました。
「栗林公園は４００年前の殿様、姫様の別荘として造られた」
倉敷市出身の岩田由佳さん。公園の職員として働いていて、もっと公園の魅力を発信したいと船頭に挑戦しました。
約２カ月間の研修を受け、技術とおもてなしの心を磨きましたが、終盤でハプニングも…。
「あっ」（竿落とす様子）
先輩の船頭に助けてもらいながら、一人前になれるよう成長を誓いました。
（岩田由佳さん）
「リーダーのおかげで命拾いした。とりあえず（竿を）もう１本載せておこうと思う。その方が安心。心の保険になる」
岩田さんは今後、週に１、２回のペースで船頭を務めるということです。
（岩田由佳さん）
「日本の伝統文化を肌で感じ、見て、触ってもらえる公園と思うので、ぜひゴールデンウイークに来てほしい」
公園は、引き続き女性の船頭を募集するとしています。
