5月に入りクールビズがスタートしましたが、気温はどのくらい上がりどのような服装が良いのでしょうか。光岡気象予報士の解説です。
(光岡香洋気象予報士)
2025年の5月も、暑い日が増えていきそうです。
5月1日に発表されました気象庁からの1カ月予報。平均気温ですが、上空の暖かい空気が入りやすいため日本列島は各地、黄色の「平年並み」か「高い」予想となっています。
では、少し詳しく見ていきたいと思います。
1週目は平年並みの日が多いんですが、2週目、5月10日以降は平年よりも高い日が多くなっていきそうです。岡山は5月が一番ですね。1年の中で日照時間が長くなっています。そして最高気温。平年でも5月の後半になりますと、25度以上の夏日が増えていきそうです。平年ですと5月に1回か2回、30度を超える真夏日も出てきそうです。
ではそんな5月、どのような服装がいいのか。まずは素材から見ていきたいと思います。
素材はポリエステルや綿、そして麻などがおすすめです。ポリエステルは速乾性が良くて耐久性が高いです。綿や麻は吸水性がいいです。綿は肌触りもよくて、朝は通気性が高いのが特徴的です。麻は夏の素材ですね。
そして、色にも注目してください。
日が当たりますと、色によって体感温度が大きく変わってきそうです。熱を反射する白は体感温度は低いんですが、吸収する黒は非常に高くなっています。おすすめは…黄色や赤もいいです。あと、灰色も黄色と赤の間ぐらいで、体感温度は低めの予想となっています。
そして、日傘も活用するようにしてください。直射日光を浴びますと、頭部の温度は50度を超える可能性があります。ただ、日傘があると、そこから15度も下がっていきます。
暑い夏に向けて、服装、そして日傘など上手に活用していきましょう。