サンゴの加工販売を手がける高知市の「CORAL高知株式会社」が、2025年4月4日に高知地裁へ自己破産を申請していたことが分かりました。負債総額は約1億9000万円に上ります。
帝国データバンクによりますと、同社は2006年4月に設立され、サンゴを使った数珠やネックレスなどの加工や、オリジナル商品の開発を手がけ、2019年3月期には年間売上高約1億5000万円を記録していました。
しかし、新型コロナウイルス感染拡大の影響で展示会などが中止になり販売機会が減少。あわせて顧客の高齢化により販売量が伸び悩んだことで、2024年3月期には年間売上高が約7000万円にまで落ち込みました。販路拡大など業績回復に努めましたが、効果を上げることができず、2025年2月26日に事業を停止するに至りました。
