帰省や旅行で福岡を訪れる人も多いゴールデンウィーク。おみやげ業界も盛り上がっている。

えっ!? 缶詰であの名物の鍋が!?

博多駅にある『フクオッカ』。いつでも笑っているように見え“世界一幸せな動物”とも呼ばれるクオッカワラビーにちなんだ名前の店だ。

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「子どものおみやげに、そのまま食べるより楽しいし、かわいいですよね」と購入客も喜ぶ商品が、型抜きができるバウムクーヘン。期間限定のハチミツ味は、「サンキュー」のメッセージ付で、感謝を伝えたい人向けにピッタリだ。

一方、福岡の名物のひとつ「モツ鍋」。おみやげとしては、冷凍や真空パックが人気だが、いま話題なのが、何と“缶詰”のモツ鍋なのだ。福岡市の『藤丸商店』が業界初として開発した。「缶詰のなかでは、かなり攻めて作りました」と店主も話す。

気になる食べ方は…、缶詰を開けて鍋に投入。キャベツやニラを入れて、缶詰と同じ量の水を注ぎ、4分間ほど待つだけ。あっという間に完成する。

「味噌味を頂きます。モツの食感もあって、スープもピリ辛の甘い味噌。これが4分で手軽にできるなら、おみやげにもらうと嬉しいですね」と記者も満足顔だ。

進化がすすむ名物の明太子

そして忘れてはいけないのが、福岡を代表する名物、明太子。老舗メーカーの『ふくや』が製造し、注目されているのが、その名も『イカす!めんたい寿司』。

「前に来たとき、売り切れていたので気になっていて」と話す観光客。冷凍でネット販売もされている。明太子と、柔らかくも歯応えのあるイカを押し寿司にした商品だ。

『ふくや』福岡空港店の大谷尚毅店長は「大葉と胡麻油を使っていて、とても風味豊か。最高1日200個、売れました。新しい博多みやげとしてPRしています」と売り込む。

一方、同じく明太子メーカーの『やまや』。「明太子屋さんなんですけど、食べられない明太子がオススメです」と何とも不思議な言い回しで新商品をアピールするのは『やまや ファクトリーテラス』の中村桃子さん。

食べられない明太子? その新商品とは『お風呂で明太子気分』なる入浴剤だ。2024年に創業50周年を迎えたのをきっかけに、面白いことをやってみようと開発された。

『やまや BtoB 本部』マネージャーの山内秀斗さんは「明太子に漬けこまれているかのような体験ができるというのが特徴になっています。『やまや』の明太子の4つの食材を入れています」とアピールする。

唐辛子に柚子、さらに真昆布と酒粕のエキスを使っていて保湿効果もあると好評だという。湯船に入れてみると、まさに明太子そのものの色が広がる

「明太子を食べるだけでは飽き足らない明太子ラバーの皆さん、いろんな角度から当社の明太子を楽しんで頂ければ」と山内さんは話す。

湯船に入れると明太子カラーに
湯船に入れると明太子カラーに

次々と新商品が生まれている福岡のおみやげ。いつもと違った商品を選んでみてはいかが?

(テレビ西日本)

テレビ西日本
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