鹿児島県・鹿屋市の海上自衛隊鹿屋航空基地で毎年開かれる「エアーメモリアルinかのや」。航空ショーなどおなじみのイベントに加え、2025年初開催となったのが「マッスルコンテスト」。自衛隊員や鹿屋体育大の学生らが初代王座をかけた鍛え抜いた筋肉バトルは大いに盛り上がった。
初開催!マッスルコンテスト
鹿屋航空基地を開放して行われる恒例の「エアーメモリアルinかのや」。オスプレイの展示や航空ショーが行われ、約1万2800人が訪れた。今回、迫力ある航空ショーに負けないくらい会場を熱狂させたのが、初開催「マッスルコンテスト 大空の筋肉祭」だった。


快晴の青空の下、ステージに上がり鍛え上げられたムッキムキの筋肉を披露する男女12人。筋肉自慢の海上自衛官や鹿屋体育大生がマイクを持ち「筋肉愛」と「鹿屋愛」がいかに大きいかを熱く語り、会場にアピールした。




「アーーーーッ!」「オーーッ!!」各自が決めのポーズで叫び、自慢の筋肉をアピールする。「動く大胸筋!」「桜島より大きくなることが目標です」とワードセンスもなかなかのもの。会場を訪れた人々も声援を送るなど大喜びだ。


積み重ねた努力をアピール
筋肉は並大抵の努力では大きくならない。参加者それぞれの努力や実績もかなりのハイレベルだ。ジムスタッフ兼パーソナルトレーナーの参加者は「2年間で体重は58キロから74キロになり、16キロの増量に成功しました」と話し、防火服で登場した海上自衛官は「自分は海上自衛隊の地上救難班で勤務している。日々の訓練でここまで筋肉が付くことができた」と、訓練の成果を誇らしげに語った。


バーベル部のキャプテンを務めた鹿屋体育大の学生は「2024年は九州学生1位をとって、全日本オープンでも団体優勝することができました」筋肉と共に積み重ねてきた努力をアピールした。


多様な参加者たち
今回唯一の女性参加者は普段ベーカリーで働いている。「食事制限だけでは変なやせ方をしたり、リバウンドしてしまったりしては良くない」と、健康的な身体づくりへの思いから筋トレを始めたそうだ。


さらに、飛び入りでこんな参加者も!
「皆さんこんにちは。アメリカ海軍のミウラとターナーです!」
なんとアメリカ海軍の兵士たちが飛び入り参加。号令に合わせて腕立て伏せを披露し大いに会場を盛り上げた。


このほかポージングの審査では、6人が並んでポーズを取って筋肉を見せ、筋肉量やパフォーマンスが競われた。


結果発表
チャンピオンの座は、観客がスマートフォンで投票して決まる。果たして結果は…!?

「エントリーナンバー1番、倉富柾樹~!」
鹿屋市の元海上自衛官でトレーナーの倉富柾樹さんが、マッスルコンテスト初代チャンピオンの座を手にした。

見事初代チャンピオンとなった、元海上自衛官でトレーナーの倉富 柾樹さんは「鹿屋ナンバーワンを目指してずっとやってきたのでとてもうれしい。このがんばっている姿を見て『自分もがんばろうかな』と、ほんの少しでも思ってもらえたら」と、喜びとともに地域貢献への思いを語った。


地元だけでなくアメリカ海軍からも参加し筋肉自慢の“国際大会”となったこのマッスルコンテスト。2026年の開催はまだ決まっていないということだが、エアーメモリアルの新たな名物となるのだろうか?
(鹿児島テレビ)