29日、広島市内で第59回織田幹雄記念国際陸上大会が開催されました。
3年ぶりに晴天の中で行われた今年の織田記念。
女子100mにこの種目の中学記録「11秒57」を持つ三好美羽が出場しました。
試合前日まで食中毒だったという三好は、本来のスピードを発揮できず「12秒06」で予選落ち。
ほろ苦いレースとなりましたが今後に向け収穫も口にしました。
【三好美羽選手】
「体調悪いってことを考えたら、ここから徐々に(状態を)上げることを踏まえて、良いんじゃないかと思います。11秒台を向かい風でも安定して出せるようになって、インターハイ決勝いけたらなと思っています」
男子110mハードル決勝には、広島工大高校出身の高山峻野が出場しました。
2月に肩を痛め、十分なウエイトトレーニングができなかったという高山。パワーが地面に伝わらず本来のパフォーマンスが発揮できません。高山は決勝7位でレースを終えました。
【高山峻野選手】
「中盤から後半にかけて、バランスを崩したりとか力が残っていなくて、結構スピードダウンしていたのが課題。今回情けない走りでしたけど、今後しっかり調子を上げて、日本選手権で活躍できるように頑張るので、また応援していただけるとうれしいです」
女子100mハードル決勝には、尾道市出身の大松由季が登場。
今シーズンから指導者を変更し、新たな取り組みでレースに臨む大松。予選で課題だったスタートは改善できたものの、後半伸びず3位フィニッシュ。悔しさをにじませました。
【大松由季選手】
「1位と2位が12秒台を出しているぶん悔しい。素直に喜べない気持ちはすごく大きい。残りの試合でどんどん自分のタイムを伸ばしていきたい」
男子三段跳び決勝には広島工大高校出身、安立雄斗が登場。
去年の日本選手権王者の安立に優勝の期待が高まりましたが、調子が上がらず、残念ながら5位に終わりました。