岩手県奥州市に春を告げる祭りです。
伝統の日高火防祭が4月26日に行われ、きらびやかな「はやし屋台」が市内を練り歩きました。
26日に奥州市内に鳴り響いた軽快な太鼓の音。
日高火防祭は江戸時代の大火をきっかけに始まり、火災予防を願う祭りとして300年以上続いています。
祭りの主役でもある7台の「はやし屋台」にはきらびやかな衣装を着た子どもたちが乗り込み、声をそろえて太鼓を打ち鳴らしながら市内を練り歩きました。
横町組から参加した親子
「頑張って、みんなが火事にならないよう願いながら太鼓をたたいた」「私も子どもの頃に出たことがあって、それを今度は娘が受け継いで、堂々と太鼓をたたいて頑張っていた」
また毎年華麗な演舞で祭りを盛り上げる厄年連は、厄年の25歳と42歳がグループを組んで踊りを披露し集まった観客を魅了していました。
奥州水沢25歳厄年連「綺巳迅」 及川一馬会長
「自分たちの育った故郷に恩返しのため盛り上げるぞって気持ちで踊る」
宮城から来た観客
「色々な年代の人が出ているのと代々受け継がれているのがいい。すごくパワーをもらった」
日が暮れ、はやし屋台に明かりが灯ると祭はクライマックスを迎え、奥州の街には火災予防を願う太鼓の音が響き渡りました。