料金収入の減少や水道管の老朽化で厳しい経営状況が続く富山市の上下水道の料金を
引き上げる答申内容が固まりました。
標準的な一般家庭で、1か月の水道料金が459円値上がりすることになります。
25日、富山市の上下水道事業経営審議会が非公開で行われ、来月中旬に提出される水道料金に関する答申内容が固まりました。
これまでの審議で、水道は料金を27%程度、下水道は19.4%程度引き上げることで意見がまとまっています。
改定案では、1か月の料金が一般家庭の多くが該当するとみられる使用水量20立方メートルの場合、水道は459円増の2769円、下水道は374円増の3454円と、あわせて833円の値上げとなります。
*富山市上下水道局 経営管理課岸聡之課長
「上下水道事業については公営企業ということで健全経営が第一。安心安全なインフラを確保していくことも含めて料金改定の必要性について(市民に)説明していきたい」
審議会は来月中旬、上下水道事業管理者に答申し、早ければ来年度から上下水道料金が引き上げられます。