4月行われた宇佐市長選挙で初当選を果たした後藤竜也新市長が24日初登庁しました。

建設が遅れていている「平和ミュージアム」については、見直しも含めて2025年中に結論を出す考えを示しました。

24日初登庁した後藤竜也新宇佐市長。市役所では、多くの職員が拍手で出迎えました。

前職の引退表明で、新人同士の三つどもえとなった戦いを制し初当選した後藤市長。

49歳での市長就任は宇佐市では歴代最年少だということです。

就任式では、幹部職員およそ50人を前に「郷土の発展に尽くしたいという思いを大事にして存分に手腕を発揮してほしい」などと訓示しました。

その後開かれた会見では、「民間企業での勤務経験や若さを生かしたい」などと意気込みを語りました。

◆後藤竜也新宇佐市長
「フットワーク軽く皆さんの所に行って話を聞いたり、若さを感じてもらえるよう全面的に市政を盛り上げたい」

また、市内に建設が予定されている「平和ミュージアム」については…

◆後藤竜也新宇佐市長
「いったん立ち止まって、今までの計画通り、そのまま行くということではなくいったん精査をしたいと考えている」

宇佐市には戦時中、宇佐海軍航空隊の基地があり今も旧日本軍の戦争遺跡が数多く残ります。市では、戦争の歴史や平和の大切さを伝える拠点として戦時中の資料などを保存し、展示する「平和ミュージアム」の建設を計画。当初2020年度の開館を予定していましたが入札が不調に終わっていました。

そのため、設計を変更して2027年度の開館を目指しています。

◆後藤竜也新宇佐市長
「今まで収集した(戦争)資料もあるのでそのことも考慮しながら、ただ財源もあるし、市民の皆さんの思いもあるので」

後藤市長は、見直しを含め年内を目途に結論を出したいと話しています。。

後藤市長の任期は、4月24日から4年間です。

テレビ大分
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