2023年の豪雨で被害を受けた国の重要文化的景観に指定されている大分県日田市の「小鹿田焼の里」について、日田市は保存計画を見直すと発表しました。

◆椋野美智子 日田市長
「石垣や建物というようなものの保存の在り方に偏りすぎていた施策を見直して、文化財保護と観光、生業、生活の両立を目指そうとするものです」

国の重要文化的景観「小鹿田焼の里」に選ばれている日田市の池ノ鶴地区と皿山地区は、2023年7月の豪雨で棚田などが大きな被害を受けました。

復旧に際し住民から、農業をしやすいように棚田などを改良復旧したいと要望があがり、市は住民などと協議を続けてきましたが国の重要文化的景観に指定されている場合、元の形に復旧する必要があります。

市は4月、被災した棚田など合わせて178件を、復旧に制限がかからないよう景観の「重要な構成要素」から解除しました。

これにより農業をしやすい形での棚田などの復旧が可能となるということです。

テレビ大分
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