ゴールデンウィークを前に、ホタルイカ海上観光が行われている富山県滑川市で、観光遊覧船の安全点検が行われました。

点検は、伏木海上保安部が利用客が増えるゴールデンウィーク前に行ったもので、24日は、滑川漁港で、職員が観光遊覧船「キラリン」に乗り込み、安全を確認しました。

ライフジャケットなど救命道具の設置や、緊急時の連絡手段の確保など安全対策の点検が行われた結果、異常は見つかりませんでした。

滑川市では、今月1日から遊覧船に乗ってホタルイカ漁を見学する「ほたるいか海上観光」の運航が始まっています。

遊覧船「キラリン」は、去年5月、漂流していたロープがスクリューに絡まり、航行不能となるトラブルがあり、海上保安部は注意を呼びかけています。

*伏木海上保安部 嶋田大輔交通課長
「富山湾は漂流物が多い。運行中の見張りを徹底してほしい」

遊覧船の安全性を巡っては、3年前に起きた北海道知床の観光船沈没事故を受け、国の安全対策が強化されました。

伏木海上保安部は、今後も県内の遊覧船の安全点検を行うことにしています。

富山テレビ
富山テレビ

富山の最新ニュース、身近な話題、災害や事故の速報などを発信します。