2025年3月に岩手県盛岡市にオープンした特製のタレと中華麺を絡めて食べる油そばの専門店「油そば一二三盛岡店」を紹介します。
1950年代に東京で産声を上げた「油そば」は、シンプルなようで実は奥が深く、根強いファンも多いといいます。
3月15日に盛岡市内丸にオープンした「油そば一二三盛岡店」は、2011年に宮城県仙台市で創業し油そば専門店として学生を中心に人気となっています。
油そば一二三社長の佐藤博亮さんは「油そばは素の状態で提供され、お客様でカスタマイズする。自分好みの味を見つけていただく」と話します。
油そばとは、スープのないラーメンの一種でどんぶりの底に入った油・特製のタレなどを麺と絡めて食べます。
油そば一二三盛岡店の看板メニュー「油そば」は、ラーメンと同じようにチャーシューなどの具がトッピングされています。
そして、肝心の麺について佐藤社長は「多加水というよく水を吸う麺。適度に油とタレを吸ってくれるような麺でもちもち感がある。試行錯誤を重ねて完璧なものに仕上がった」と自信をもって説明します。
味の決め手となるタレも試行錯誤の末、2年の歳月を費やして完成させました。
油そば一二三社長 佐藤博亮さん
「油そばはタレが命。企業秘密で言えないけど結構時間をかけて作った。創業以来変わらないタレ」
酢やラー油などの調味料もオリジナルでブレンドしています。この調味料をかけて食べるのが“一二三流”。トッピングもいろいろあり自分好みにアレンジできるのが魅力です。
油そば一二三盛岡店 店長 中村勇志さん
「味を自分好みにできるっていうのが一番。辛いのが好きなど自分で選んで作って食べられる」
また、佐藤社長が「お客様から『作んないの?』と言われて商品になったというメニュー、タレが重要なのでゴマ感を出すのに2年ぐらいかかった」と話す「汁なし担々麺」がもう一つのおすすめメニューです。
店長の中村さんも「私もこれが一番好き」と話す「汁なし担々麺」は、ゴマの豊潤な香りとマイルドな甘さ、ピリッと利かせた辛味がおいしさを引き立てています。
4種類のスパイスを使った特製のゴマダレと麺を合わせるため、ひき肉は甘辛く作り、食べたときの味のバランスがまとまるように仕上げています。
店長の中村さんは「まずは一度お店に来て食べていただきたい。食べればきっとはまってくれると思う。ぜひ一度お店に足を運んでいただきたい」と話していました。