岩手県一戸町は、町が事務局を務める県緑化推進委員会の口座から現金143万円を着服したとして、40代の男性職員を懲戒免職処分としました。
4月21日付で懲戒免職となったのは、一戸町の農林課に勤務する係長級の40代の男性職員です。
22日に開かれた町の会見によりますと、この職員は2025年2月までの約4年4カ月の間、県緑化推進委員会一戸支部の口座から19回にわたって合わせて143万円を引き出したということです。
3月26日に職員が自ら上司に報告し、着服が発覚しました。
職員は借金返済などに充てたと話し、すでに全額弁済したということです。
職員の不祥事を受け、小野寺美登町長は「公務員としてあるまじき行為。二度と繰り返さないようにしたい」と謝罪し、再発防止に努める考えを示しました。