本格的な春の農作業シーズンの始まりを告げる話題です。
岩手県奥州市で農業用水を分配するための施設「円筒分水工」からの放水が始まりました。

4月21日は円筒分水工がある奥州市の徳水園で農作業の安全と豊作を願い放水式が行われました。
そして放水が始まると水が青空に向かって勢いよく吹き出しました。

円筒分水工は奥州市と金ヶ崎町の約7300ヘクタールの田んぼに均等に農業用水を分配する目的で1958年に作られました。

円筒分水工の水槽の直径は24メートルと国内でも最大級で、毎秒16トンもの水を胆沢平野に供給しています。

胆沢平野土地改良区 千田公喜理事長
「コメも昨年のように取れて豊穣の秋を迎えられればありがたい」

円筒分水工から供給される農業用水の放水は、9月上旬まで続けられます。

岩手めんこいテレビ
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