岩手県奥州市が民間に譲渡した「旧国民宿舎サンホテル衣川荘」が新たな温泉旅館として生まれ変わりました。
4月25日のオープンを前に、4月21日に報道向けに内部が公開されました。
自然豊かな奥州市衣川にまもなくオープンする「奥州・平泉温泉旅館 ITSUMU」。
21日は完成発表会が開かれ、奥州市の倉成淳市長などが出席しました。
「和モダン」がコンセプトの館内は木を基調としていて、温かみを感じる空間となっています。
客室は、4タイプあり合わせて42室、最大宿泊人数は150人となっています。スイートルームは広々としていて、平泉の街並みが一望できます。
大浴場では、庭園の景色を眺めながらゆっくりと温泉を楽しむことができます。
この場所はかつて国民宿舎サンホテル衣川荘として運営されていましたが、業績悪化に伴い2020年に閉館しました。
市から無償で譲渡を受けたリベラ・ホテルズ&リゾーツが改装を進めてきました。
資材高騰などの影響で当初の計画から半年ほど遅れましたが、大型連休を前にオープンにこぎつけました。
奥州・平泉温泉旅館ITSUMU 千葉英也支配人
「だいぶお待たせした形になった。やっとオープンできる。東北の拠点となる旅館になれればと思う」
「奥州・平泉温泉旅館ITSUMU」は、4月25日にオープンします。