岩手県大船渡市の山林火災を受けて、県は4月18日、暮らしやなりわいの再生に必要な事業費などを計上した総額約35億円の補正予算案を発表しました。
達増知事は18日の会見で大船渡市の山林火災に関連した総額34億7400万円の補正予算案について説明しました。
それによりますと、住宅の応急修理費など暮らしの再建関連が1億5600万円、被災した事業者の支援などなりわいの再生関連が5億4200万円、インフラの整備関連が27億7700万円となっています。
達増知事
「なりわい再生の関係部分が大きくなっていて、水産業協同利用施設の復旧支援がポイント」
このうち被災した中小企業者の支援では9800万円を計上。
対象は水産加工業など10社ほどを想定していて、補助率は国や市の支援分と合わせて4分の3、補助額の上限は3000万円とします。
この補正予算案は4月28日に開かれる県議会の臨時会に提出されます。