市議会議員が高岡市長選挙に出馬表明したことで、欠員が生じ、実施されるか焦点となっている補欠選挙。
来月20日に辞職することで、補欠選挙は回避される見通しとなった一方、公務はしないと明言した出町譲氏が態度を一変、議員活動を続ける考えを示しました。
*出町譲氏(16日)
「バッジ、きょう返しました」
辞職の日を市議補選が回避される来月20日とする一方、市議会議員としての公務はしないとして、16日に議員バッジを返却した出町市議。
*出町市議
「このあいだ言った公務を一切しないという発言に関しては訂正します」
市議会が問題視したことから、出町市議は態度を一変、17日、5月20日まで公務を続けると議長に伝えました。
これを受け、18日に各会派の代表者が対応を協議し、5月20日付けで出町市議の辞職を許可する方針をまとめました。
*薮中一夫議長
「5月20日まで議員としての責務を果たすと確約が取れたと判断し、許可した」
これにより、市議補選は行われない見通しとなりましたが、市議会は混乱しました。
*出町市議
「混乱なく補選回避もできたはず。そこは私勉強しなければいけないと思っている」
*薮中一夫議長
「議員も市民にも混乱を招いたことを自覚して行動していただかないと、議員としての資格というか、そういうものまで問われることになる」
高岡市長選には、3月に議員辞職した中川加津代氏と現職の角田悠紀氏も立候補を表明しています。