4月17日、岩手県は県央保健所管内の教育・保育施設でサポウイルスによる感染性胃腸炎の集団発生があったと発表した。
園児20人と職員2人のあわせて22人が嘔吐や下痢などの症状を訴えているという。
県によると、4月15日に県央保健所管内の教育・保育施設(園児111人・職員36人)から複数の園児や職員に嘔吐や下痢などの症状があると保健所へ連絡があり、調査した結果、4月7日から4月15日までに、園児20人と職員2人のあわせて22人に嘔吐や下痢などの症状があったことがわかった。
糞便検査を実施した結果、有症者4人からサポウイルスが検出された。
重症者はおらず症状のある人は回復傾向にあるという。
県は感染対策として、調理前や食事前には石けんで十分な手洗いを行うことや、過熱が必要な食品は85~90℃で90秒間以上十分加熱する。嘔吐をした場合は、部屋の換気を十分に行いながら、マスクやビニール手袋等を用いて片付け、嘔吐した場所や使用した用具を塩素系漂白剤で消毒するなどを呼びかけている。
※県央保健所管内は八幡平市・滝沢市・雫石町・葛巻町・岩手町・紫波町・矢巾町