福岡管区気象台は、鹿児島県屋久島町の口永良部島で火山性地震が増加していることから、16日夜遅く、噴火警戒レベルを火口周辺規制の2に引き上げました。
気象台によりますと、口永良部島では古岳火口付近の浅いところを震源とする火山性地震が増加していて、16日までの10日間で100回発生しています。
このため、気象台は口永良部島の火山活動が高まっているとして、16日午後11時半ごろ、噴火警戒レベルを活火山であることに留意の1から火口周辺規制の2に引き上げました。
新岳の火口および古岳の火口周辺に影響を及ぼす噴火が発生する可能性があります。
新岳火口や古岳火口からおおむね1キロの範囲では大きな噴石や火砕流に警戒が必要です。
また、西側は新岳の火口からおおむね2キロの範囲で火砕流に警戒してください。