能登半島地震で液状化被害が出た高岡市で、15日夜から対策工事に関する住民説明会が始まりました。

高岡市は液状化被害のあった伏木、吉久、横田の3つの地区で対策工事を行います。

15日夜、伏木地区で行われた説明会には住民23人が集まり、市の担当者が液状化の対策工法に、排水して地下水位を強制的に下げる「地下水位低下工法」を選定した経緯について説明しました。

この工法の場合、伏木地区での概算の施工費は83億円で、排水ポンプの運用などに年間1800万円の維持費がかかる見込みです。

市は維持費を住民負担とする考えで、住民からは市の負担割合の質問や空き家の所有者も費用を負担すべきといった意見が出ました。

*住民
「本来なら住民の負担がないような形で話を進めてほしい。市でなんとかすると」

高岡市は今月中に説明会を3地区あわせて12カ所で開き、大きな反対がなければ今年夏にも試験施工に着手する考えです。

富山テレビ
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