2024年度、県内では教職員の懲戒処分が相次ぎ、28件と過去最多を記録しています。
そんな中、県教育委員会はわいせつ行為を行ったとして、4月15日付けで大隅地区の中学校の男性教師を懲戒免職処分としました。
15日付けで懲戒免職処分となったのは、大隅地区の中学校の42歳の男性教師です。
県教育委員会によりますと、男性教師は2024年度、県内で被害者に対し、わいせつな行為を行ったということです。
県教委は被害者の人権などに配慮すべき事情があるとして、被害者の性別や男性教師の所属などは明らかにしていません。
男性教師は県教委の聞き取りに「好意があり、触りたいという欲求をコントロールすることができなかった」とわいせつ行為を認めた上で「多大な迷惑をかけ申し訳ない」と話しているということです。
県教委では2024年度の教職員の懲戒処分数が28件にのぼり、懲戒処分の指針を制定した2007年度以降で最多となっています。
このほか県教委は、おにぎりなどを盗んだとして有罪判決を受け、2024年10月に判決が確定した長島町立鷹巣小学校に勤務していた女性教師が、地方公務員法に基づき失職したと発表しました。
これらの事案を受けて、教職員課の中島靖治課長は「不祥事根絶に向けて一丸となって取り組んでいるところ誠に残念。危機的な状況であるとの認識のもと、様々な取り組みを徹底しその実効性を高めて参りたい」とコメントしています。