大手住宅機器メーカー・リンナイが、製造した浴室暖房乾燥機で火災の恐れがあることを理由に、リコールとすることを受け、大阪ガスは部品取り付けなどの対応を行うと発表した。

対象の機器のリモコンと型番
対象の機器のリモコンと型番
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大阪ガスによると、リンナイが製造した「大阪ガス」、「東京ガス」、「東邦ガス」の3社のブランドマークが入った浴室暖房乾燥機について、「基盤が湿気で劣化し、特定の部品がショートすることで火災の恐れがある」としてリコールとなるということだ。

対象となるのは、2006年9月から2013年10月まで販売した「浴室暖房乾燥機(161-R802・161-R803・161-R910型)」で、全国でおよそ37万台あり、このうち大阪ガスが販売したのは1万806台。

製造から10年以上経過し、経年劣化による故障が発生した際、ごくまれに機器が焼損に至るおそれのあることが判明したということだ。

大阪ガスは対象機器を使用している人に向けて、「暖房」、「乾燥」、「涼風」、「ミストサウナ」の機能については使用を中止し、「換気」機能(「24時間換気」運転含む)のみを使用するよう呼び掛けるとともに、点検と経年劣化による故障時に、発火を防止する制御基板を取り付ける作業を無償で実施すると発表している。

「暖房」「乾燥」「涼風」「ミストサウナ」の機能は使用中止を
「暖房」「乾燥」「涼風」「ミストサウナ」の機能は使用中止を

大阪ガスは、「制御基板の準備に時間を要するため、取り付け作業は本年5月中頃から実施させていただく見込みです。大変ご不便をお掛けいたしますが、制御基板の取り付け作業が終了するまでの期間、機器の換気運転(24時間換気運転含む)以外のご使用を中止いただきますようお願い申し上げます。当社といたしましては、このような事態が生じましたことを重く受け止めており、お客さまには、ご心配およびご迷惑をお掛けしますことを心よりお詫び申し上げます」とコメントしている。

(関西テレビ 2025年4月15日)

大阪ガス本社
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関西テレビ
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