週末に行きたいお出かけ先の天気や季節の話題を気象予報士の堀元アナが深掘りする「お天気ほりもっと!」
堀元さんは立山黒部アルペンルートにいます。天気はどうなったでしょう…堀元さん!
15日に全線開通した立山黒部アルペンルート。
その観光の目玉「雪の大谷」からお伝えしたかったんですが、15日は雪と風の影響で雪の大谷を歩くイベント、雪の大谷ウォークは中止となりました。
ただ、朝、室堂ターミナルまで向かう途中雪の大谷を見ることができました。
今年の高さは最も高いところで16メートル。
ビル5階分の高さなんです。
それが全長1キロも続くんです。吹雪く中でもすごい迫力ですよね。
春とは思えない、まさに山の天気の荒れ模様を体験しています。
そんななかですが、午前中はこの立山を楽しむことができました。
雪の大谷は中止となったものの、「雪の小谷」と呼ばれる雪の壁の回廊を散策することができます。
ここは立山室堂ターミナル屋上と立山自然保護センターを結ぶ通路です。
大体高いところで8メートルほど。
雪の大谷の半分ほどの高さですが、それでも圧巻の景色で、観光客も楽しんでいました。
今年は平野部でも大雪となる里雪型でもあり、山間部も大雪になる山雪型の二つの傾向がみられたため、世界有数の豪雪地帯室堂では平年を上回る積雪だったそうです。
実際に見られたのは雪の小谷だけでしたが、大谷だと大迫力間違いなしです!
標高2450mの立山室堂平は世界有数の豪雪地帯。
雪の壁の高さが立山の雪深さを象徴しています。
その雪の大谷がどうやってできるのかご存知でしょうか。
ここ室堂までの一本道を作る除雪作業は毎年1月下旬から2月上旬頃に始まります。
今年は大雪の影響で予定よりも遅れてのスタートとなりました。
GPSだけを頼りに少しずつ切り開いていきます。
その結果生まれるのがこの圧巻の雪の壁。
この景色を楽しめるのは、6月中旬までのわずか2か月間。
開通初日の15日はたくさんの観光客が訪れていましたが…15日は朝から猛吹雪。
雪の大谷は見られず、悔しがる方が多くいました。
*観光客
「来たばっかりで雪の回廊を通れないとは知ってはいたが、こんなに真っ白になっていると思わなくてびっくりしました」