半導体メーカーのキオクシアは、4月14日、半導体の製造装置1台を県に寄贈しました。
装置は4月下旬に岩手県北上市内に開所する半導体関連産業の人材育成施設で活用されます。
14日はキオクシア岩手の柴山耕一郎社長らが岩手県庁を訪れ、達増知事に目録を手渡しました。
寄贈された装置は半導体の表面を加工し、電子回路をつくるために使われるもので、4月26日に北上市に開所する予定の半導体関連産業の人材育成施設で活用されます。
人材育成施設は県などの補助金で整備され、関連企業の社員らが装置を使って実践的な技術やメンテナンスを学びます。
達増知事は「地域活性化のために寄贈いただきありがたい」と感謝を述べました。
キオクシア岩手 柴山耕一郎社長
「(装置を)見てもらって触ってもらって、その構造を学んでもらうという効果が期待できる」
人材育成施設では専門人材の育成のほか、子どたちが半導体に触れる機会も提供する予定です。