全国大会につながる北東北大学野球春のリーグ戦が開幕しました。
岩手県からは富士大学と盛岡大学が1部に所属していて、4月12日と13日、試合に臨みました。
北東北大学野球の1部リーグには岩手県・青森県・秋田県の合わせて6つの大学が参加しています。
このうち2024年のドラフト会議で6人の選手が指名された富士大学は、13日に青森中央学院大学との試合に臨みました。
12日の第1戦は、9対12で富士大学が敗れています。
13日も5回までに4点を奪われる苦しい展開でしたが、富士大学は5回ウラに1点を返し、なおもランナー2塁のチャンスで打席には1番・山藤。山藤は2024年秋のリーグ戦では4割2分9厘をマークした左の好打者です。
山藤のタイムリーで富士大学が2点差に詰め寄ります。
投げては3回途中からリリーフした1年生の丹羽が力投し、相手打線を寄せ付けずスコアボードに0を並べます。
すると8回ウラにランナー2人を置き打席には代打キャプテンの松坂。松坂のタイムリーヒットで富士大学が同点に追いつきます。
さらに9回ウラに富士大学はランナー3塁とサヨナラのチャンス。相手の守備が乱れ富士大学が5対4のサヨナラ勝ちで開幕カードを1勝1敗で終えました。
富士大学4年 松坂映杜主将
「個々でやっていたら絶対に勝てないので組織的に強くなろうと。そういうのがこの試合に出て本当にひと冬やってきてよかった」
富士大学 安田慎太郎監督
「経験している選手が少ないのでやってみないと分からないが、下級生中心に頑張ってくれているので勢いに乗ってやっていきたい」
一方、盛岡大学は秋田県のノースアジア大学と対戦。
12日の第1戦は0対7で盛岡大学が8回コールドで敗れました。
13日は初回に1アウト3塁1塁とチャンスを作りますが、ダブルプレーで先制点とはなりません。
すると盛岡大学は3回にヒット3本とエラーが絡み4失点し試合の主導権を奪われます。
その後打線が奮起しますが、追いつくことができず4対7で敗れ、悔しい連敗スタートとなりました。