富山市では市長選と市議選が選挙戦に入りましたが、動物たちも「熱い戦い」を繰り広げました。
ファミリーパークで行われた、「動物選挙」。
投票の結果、人気ナンバーワンの座を射止めたのは...。
富山市ファミリーパークが開園40周年を記念して去年から始めた「動物選挙」。
「立候補した」動物に来園者が投票し、人気ナンバーワンを決めます。
今年、出馬したのは、カピバラやアナグマ、ニホンカモシカなど8候補。
先月15日からの23日間、飼育担当者が応援演説するなど本物の選挙さながらに選挙戦が繰り広げられました。
そして、13日…投票の結果発表。
*開票結果発表
「第3位に輝いたのは、カピバラ、ハル」
「第2位は、ウズラのウズオ」
有効投票数6001票、第2回動物選挙。
映えある1位に輝いたのは...。
*開票結果発表
「第2回動物選挙、開票結果を発表いたします…第1位は、オオカミのゼンです。なんとなんと1508票!」
*オオカミに投票した人
「どの写真もかわいい。この辺がベストショット。かわいい顔とかっこいい顔」
1位の座を射止めたのは、クールな目つきが特徴のオオカミ、ゼン。
2歳のオスで、警戒心が強く、飼育員とも一定の距離感を保ち続けるシャイな性格ですが、時折見せるあどけない表情はなんともチャーミング。
そのギャップがたまらないと、女性や子どもを中心に人気を集め2位に倍近い差をつけて圧勝しました。
*富山ファミリーパーク・推薦人 永井麻梨奈飼育員
「うれしい。8種類の中からどれにしようって迷った人がオオカミ舎に来て、ゼンってどういう動物かなというので、票を入れた方がたくさんいる。それがうれしい」
一方、涙を飲んだのが.....。
*富山市ファミリーパーク 岡本大季飼育員
「1回見ていただけるとわかるが、立地が微妙すぎてもう。ただ、羽根を広げると寄ってくれる人がいるかなという感じで」
岡本飼育員が推したのは羽根が美しい、インドクジャクのタマオ。
今回、最下位という、悔しい結果に終わりました。(得票465票)
*富山市ファミリーパーク 岡本大季飼育員
「正直、そこまで上位には食い込めないと思っていた。他の推薦人が出した動物は結構かわいらしくて人気がありそうな動物ばかりだったので」
飼育員も熱くなった動物選挙。
ファミリーパークは、次回の開催も検討することにしています。
動物選挙も熱い、いろんなドラマがありました。
富山市ファミリーパークでは選挙で4位までに入った動物をポストカードにして、今月26日から行われるクイズラリーの参加者にプレゼントするということです。