富山の民謡が万博の舞台に響きました。
12日に行われた大阪・関西万博の開会式。
そのパフォーマンスで、南砺市の五箇山地域に伝わる民謡「こきりこ」のメロディーが使われました。
12日、各国の来賓や関係者などおよそ1300人が出席し行われた大阪・関西万博の開会式。
「鼓動」と題したパフォーマンスプログラムの冒頭、舞台に流れてきたのは…
南砺市五箇山地域に伝わる、「こきりこ」。
日本最古とされる民謡です。
アレンジされたメロディーにあわせて躍動感あふれるダンスが披露されました。
「こきりこ」の使用は県・南砺市ともに、事前に伝えられていなかったということで、式に出席していた新田知事は「本県にとってうれしいサプライズ」とコメント。
また南砺市の田中幹夫市長は自身のSNSに「会場いっぱいに流れた『こきりこ』。感動でした!」と投稿しました。
「こきりこ」は、「越中五箇山こきりこ唄保存会」が中心となって継承していて、保存会は6月上旬に、万博会場で唄や踊りを披露することになっています。
さらに南砺市の小・中・高校生も夏ごろ、会場で披露する方向で現在調整していると
いうことです。