2024年度の長崎県内の企業倒産は過去10年間で最も多くなりました。

東京商工リサーチ長崎支店が発表したものです。

2024年度の県内の企業倒産は52件で、前の年度より15件増え過去10年間で最も多くなりました。

負債総額も前の年度の1.7倍に増え51億4800万円でした。

倒産の原因で最も多かったのは販売不振で50件でした。

以前から経営不振だった企業を中心に、売り上げがコロナ禍前まで回復しなかったことに加えて、原油高や原材料費の高騰、人手不足などが重なったと見られています。

今後の見通しについて東京商工リサーチ長崎支店は「物価高に対して賃上げが連動しておらず、消費が低迷している。収益の低迷や借り入れが過大な企業を中心に、廃業や倒産する企業が徐々に増加する可能性が高い」としています。

テレビ長崎
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