長崎の空の玄関口・長崎空港が2日に開港50周年を迎え、記念のセレモニーが開かれました。
「世界初の海上空港」として生まれ、コンコルドも飛来した50年の歴史を振り返ります。
開港50周年を迎えた長崎空港。
記念セレモニーには大村市の園田市長や航空会社の関係者など約50人が出席しました。
大村湾に囲まれた長崎空港は、当時13世帯が住んでいた箕島を埋め立てて建設した歴史があります。
反対運動もありましたが、1972年、全ての島民が立ち退きを了承し、ふるさとを離れました。
箕島会 山口敏實 会長
「利用する人、地域の人のために発展していっているというのを認識できればいいし、そういう方向に進んでいるので良かった」
長崎空港の開港は1975年5月1日。
世界初の海上空港として誕生しました。
1990年には超音速旅客機コンコルドが着陸し、騒音問題がない空港をPRしました。
以降、観光県・長崎の玄関口や離島とを結ぶ生活のインフラとして利用されてきた長崎空港。
日本航空の長崎ー羽田便も2日で就航50周年を迎え、午後0時50分発の羽田行きは大阪・関西万博仕様の機体が用意されました。
長崎出身
「海の中にあるのは着陸するときも、離陸するときも景色がきれいなので、子どもも楽しそうでいい」
搭乗者には記念品が手渡され、職員に見送られながら飛び立ちました。
2024年度の長崎空港の利用者は306万人で、コロナ禍前の2019年以来、5年ぶりに300万人を超えました。
長崎空港は年間を通して50周年イベントを行っていて、滑走路を歩く行事(申込〆切済み)や現役のパイロットなどによる演奏会などを予定しています。