宮崎県で見つかった野生のイノシシに豚熱への感染が確認されたことを受け、県は緊急の対策会議を開きました。
今月9日に宮崎県都城市で見つかった野生のイノシシの死体から、11日夜、豚熱ウイルスが確認されました。
宮崎県で豚熱の感染事例が確認されたのは、今回が初めてです。
これを受けて県庁で開かれた緊急防疫対策会議には、畜産関係者や県の関係部署などおよそ30人が参加しました。
豚熱は豚とイノシシに感染する病気で、強い伝染力と高い致死率が特徴です。
人間には感染しませんが、養豚への感染が広まると畜産業界に大きな打撃となります。
会議では県の対応として、野生動物の侵入対策などを農家へ指導することや、野生のイノシシの監視体制を強化することが報告されました。