3日からゴールデンウィーク後半の連休が始まりますが、連休を南の島で過ごそうと奄美大島にも多くの観光客が訪れています。
そんな観光客に向けて奄美市の奄美空港で、希少な動植物を取らないように呼びかけるキャンペーンが行われました。
2日午後の奄美空港です。
キャリーケースやサーフボードを抱えた多くの観光客らが到着していました。
熊本から来た観光客
Q.何が楽しみ?
「海で泳ぐこと」
埼玉から来た観光客
「魚を食べたい」
そんな南国・奄美で休みを過ごそうと訪れた人たちに手渡されたのは…
「密猟防止キャンペーン中です。よろしくお願いします」
環境省や地元自治体の職員らが手渡していたのは、希少な動植物の捕獲や採取をしないよう呼びかけるパンフレットです。
世界自然遺産に登録されている奄美大島では、一部のクワガタやヤドカリなどについて法律や条例で捕獲が禁止されています。
また、法令で禁止されていない生き物でも、大量に持ち出せば生物の多様性に影響を及ぼすおそれがあります。
環境省奄美群島国立公園管理事務所・興津 絵美 国立公園管理官
「この時期から昆虫類が多く発生し始めるので、昆虫採集に注意喚起をするために、この時期に実施している。昆虫採集をする際はそこがとっていい場所なのか、とっていい種なのかを確認してほしい」
環境省はゴールデンウイーク期間中、地元自治体などと希少種の盗掘・盗採防止の合同パトロールも実施する予定です。