2025年1月、鹿児島県三島村の硫黄島で発生した山林火災を巡り、三島村が出火原因とみられる橋の補修工事を行っていた業者に対し、約300万円の損害賠償を請求していたことがわかりました。

2025年1月、三島村の硫黄島で発生した山林火災ではテニスコート25面分にあたる5000平方メートル以上が焼失、県本土の消防や自衛隊も消火活動にあたりました

三島村によりますと、火災の原因は橋の補修工事中に出た火の粉が、笹の葉などに燃え移ったとみられていて、三島村は橋の補修工事を行っていた鹿児島市の業者に対し、294万円余りの損害賠償を請求したということです。

内訳は、島内の消防団員12人の出動手当約83万円、島外からの消防隊員27人の応援やフェリーによる消防車8台の輸送費などに約140万円、そして燃料費などとなっています。

業者は責任を認めていて、損害を補償することで三島村と合意しています。

また、橋の補修工事については防火対策を強化した上で、3月、完了させたということです。

業者はこのほか、火災で焼けたガードパイプについても復旧するということです。

鹿児島テレビ
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