ウリ科の植物に被害を及ぼすセグロウリミバエの、まん延を防ぐ緊急防除が来週から始まるのに向け駆除のための資機材の設置が進められています。
セグロウリミバエはウリ科の植物をはじめ、多くの農作物に産卵し果肉を食い荒らす外来種の害虫で14日にはゴーヤーやスイカなどウリ科の農作物を沖縄本島の外に持ち出すことを制限する緊急防除が始まります。
沖縄県はセグロウリミバエを駆除するテックス板と呼ばれる仕掛けを各地に設置していて金武町でも11日、県や町の職員が街路樹などに設置しました。
金武町・金城貴也さん:
子ども達の届かない所というのを意識しています。そんなに強い薬じゃないとは言われていますけれども、子ども達の届かない場所に設置しています。セグロウリミバエは家庭菜園や放棄された畑でも確認されていることから職員がチラシを配布しまん延防止に協力を求めました。
沖縄県病害虫防除技術センター 伊禮信所長:
特に家庭菜園で多く見つかってきていま現在に至っておりますので、生産者だけでなく家庭菜園をお持ちの方も、皆さんにも大変なお願いをしつつ、防除作業もやりますが、是非ご協力よろしくお願いします
緊急防除の対象となっている農作物を生産者が県外へ出荷するには、植物防疫官の検査に合格する必要があり、県などは家庭菜園で収穫した農作物を発送しないよう呼びかけています。