福井県は、官民協働の取り組みを促進することを目的に市町の職員、民間事業者が利用できる新たなコワーキングスペースを県庁内に設置します。
吉田圭吾アナウンサー:
「気持ちいですねー。こちらは県庁内のスペースです。このようなリラックスできる空間で交流や打ち合わせを行うことで、新たなアイデアの創出が期待されます」
11日にお披露目されたのは県庁8階に設置されたコワーキングスペース「FIKABASE」です。広さは15メートル×10メートルの164平方メートルあり、55の座席やテーブル、自販機などが設置され、打ち合わせやテレワークなどを行うことができます。
県の職員が同席すれば市町の職員、民間企業の社員らも利用することができます。この場所は元々、水産課の職員のデスクが並べられていましたが、県が進める働き方改革の一環として約600万円かけて整備されました。県では2021年から働き方改革の一環で職場スペースの改革を行っていて、フリーアドレス化を進め、棚や書類置き場を撤去した結果、スペースが生まれてきたということです。
県行政経営・人材マネジメント室の水上裕美子室長:
「県職員同士だけではなく、職員と市町職員、民間企業との連携を深めてより新しい発想を生み出していきたいと考えている」
名前の由来「FIKA」とは仕事の合間などに甘いものを口にしながらコーヒーを楽しむスウェーデンの習慣で、リラックスした雰囲気で仕事や打ち合わせをして欲しいという思いが込められています。
県庁8階にあるコワーキングスペース「FIKABASE」は14日から利用が始まります。また、2025年度中に、同様の職員用コワーキングスペースを県庁内に2カ所設ける予定です。