秋田県湯沢市の温泉宿泊施設「秋の宮山荘」が10日、リニューアルオープンしました。新たに運営・管理を手がけるのは全国でホテル事業を展開するグループ。培ったノウハウを生かして利用客増加を図ります。

宮城との県境近くに位置する湯沢市の秋の宮温泉郷です。県が所有する温泉宿泊施設「秋の宮山荘」がこの地で10日、リニューアルオープンしました。開放感のあるロビーが利用客を出迎えます。

秋の宮山荘は、新型コロナの影響などにより収益が悪化し、2021年から引き継いだ前の指定管理者は、経営不振を理由に2025年3月に撤退しました。

今回指定管理を引き継いだのは、全国でホテル事業「ドーミーイン」を展開する企業グループの共立ソリューションズです。

リニューアルの売りの一つはランチメニュー。特に、大きなから揚げがのった「からあげ丼」は目を引きます。

施設自慢の温泉はもちろん健在。自然とともに入浴を楽しめば、体の芯から温まります。

10日は、オープンと同時に早速多くの人が訪れていました。

利用客は「毎週来ている。お湯は良い。温かいので体が温まる。人がだんだん減っているので、環境整備が良くなればもっと良い」と話していました。

これまでの施設の年間の利用者は、日帰り利用・宿泊合わせて1万1000人ほどでした。共立ソリューションズは約1.5倍に増加させることを目標に掲げ、全国に向けたPRを強化します。

共立ソリューションズ・相山陽子取締役:
「運営のノウハウがたくさんたまっている。集客面や客をもてなす様々な取り組みもしている。秋の宮山荘にとって良いものを取捨選択しながら考えていきたい」

秋田テレビ
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