イスラエルが、パレスチナ自治区ガザ南部ラファを占領する計画をたてているとイスラエルメディアが報じました。
イスラエル軍はイスラム組織ハマスを壊滅する目的で、ガザ地区南部ラファで地上作戦を続けていますが、ハーレツ紙によりますと緩衝地帯を作るためラファを占領する準備を進めているということです。
エジプトと接しているラファを占領すれば、ガザ地区はイスラエルの支配地域に囲まれることになり、ハマスによる武器の搬入を阻止する目的があるとみられます。
これに先立ちイスラエルのカッツ国防相は2日、「ガザ地区で広大な地域を占領する」との声明を出していました。
ラファはガザ地区全体の5分の1の面積を占め戦闘前には約20万人が住んでいたことから、パレスチナのほか国際社会からの反発が予想されます。