今月13日に開幕する大阪・関西万博、富山県内からも自治体や企業などが出展します。
9日はメディア向けの内覧会が開かれ、阿部キャスターが会場となる大阪市の夢洲にいます。
阿部さん
私は今回の万博のシンボル、「大屋根リング」の上に来ています。
どうですか?この圧巻のスケール感
屋根の高さは20m、全長はおよそ2キロ、リングを一周するのに30分くらいかかりまして、このリングの中に世界各国のパビリオン(展示館)がところ狭しと並んでいます。
あちらに見えている白い四角い建物がイギリス館です。
産業革命から積み上げてきた未来を見据えたリノベーションを感じることができるそうです。
あちらにはカメルーンやギニアなどアフリカ諸国の合同のパビリオンもあります。
白い球体が乗った建物はオランダ館です。
国土の4分の1が海面より低く、水と共に生きてきた国の文化を感じられそうです。
会場ではおよそ160の国と地域のパビリオンの文化や最新の技術に触れることができます。
9日はメディア向けの内覧会が開かれ、私もパビリオンを見て回ってきました。
今回の万博のテーマは「いのち輝く未来社会のデザイン」です。
会場の真ん中に位置するのが「シグネチャーパビリオン」。
8人のプロデューサーが「いのち」について考えた展示があります。
そのうちの1つのテーマが「いのちめぐる冒険」で、こちら、富山県南砺市出身のアニメーション監督河森正治さんが手がけました。
VRや立体音響を駆使した展示が開かれて、生命の誕生や食物連鎖、命の尊さなどについて考える映像体験ができます。
そして、こちらは、大阪府が企業や大学と手がける「大阪ヘルスケアパビリオン」。
健康データを測定し、25年後の自分に会うことができました。
*阿部リポート
「顔がふっくらしました。2050年の私。」
近未来を感じる展示がたくさんありました。
さて、少し移動してきました。
私の後ろに見えているのは西ゲートエリアにある「WASSE」というホールです。
この会場では富山県が6月27日からの3日間出展し富山の「寿司」をフックに立山連峰などの自然や伝統工芸などを国内外にPRします。
9日は国内外から4500人を超える報道関係者が取材をしていました。
会期中、富山が世界からどんな形で注目されるか楽しみです。
万博は今月13日(日)から10月13日までの184日間、開催されます。