8日のニューヨーク株式市場のダウ工業株30種平均は4営業日続落し、前日比320.01ドル安の3万7645.59ドルで取引を終えた。
前日までの3営業日で4000ドル超値を下げたことや、トランプ政権が関税政策を緩和することへの期待感から、朝方は割安感が出た銘柄への買いが入り、一時上げ幅が1400ドルを超えた。
しかし、ホワイトハウスのレビット報道官が9日から中国への関税率をあわせて104%に引き上げると発表したことを受け、景気後退への懸念が再燃し、売り注文が優勢となった。
報道官の記者会見後、下げ幅は一時、800ドルを超えた。
ハイテク株主体のナスダック総合指数は反落し、335.35ポイント安の1万5267.91だった。