大阪・関西万博の、開幕まで、いよいよあと6日。
週末にかけて行われた、「テストラン」では課題も見えてきた。

リハーサル「テストラン」開催
リハーサル「テストラン」開催
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■「万博おばあちゃん」も準備万全

此花区では、万博を盛り上げようと、「万博広報大使」が任命された。

その大役を任されたは、山田外美代(やまだとみよ)さん。

20年前の愛知万博に毎日通ったことで、「万博おばあちゃん」の愛称で親しまれている。

山田さんは万博に「毎日通いたい」と去年12月から夫と息子の家族3人で万博会場の近くに引っ越し、愛知県との「2拠点生活」を始めた。

【万博おばあちゃん山田外美代さん】「私の体調が許す限り毎日行くスタンスは取れているので、会場できっと毎日、お目にかかれると思ってます」

「万博おばあちゃん」
「万博おばあちゃん」

■スイスパビリオン 開幕に間に合った!

そして7日公開されたのはスイスパビリオン。

緑豊かな庭園の中に5つの大きな球体が目を引く。

パビリオンの最上階に位置するこの球体がアルプスの少女ハイジをモチーフにした「ハイジカフェ」となる場所。

去年10月に、関西テレビは特別に中の取材をさせてもらっていた。

【スイス連邦陣列区域マヌエル・サルクリ政府代表】「あと半年でここに60人のお客さんが入るとは信じられないです」

取材から半年、お披露目されたカフェは…

【記者リポート】「こちらが最上階のハイジカフェなんですが、みてくださいこの解放感会場を一望しながら限定スイーツやハイジも食べていたチーズ『ラクレット』も楽しめます」

スイスパビリオン
スイスパビリオン

■石破首相「楽しみだね~」

万博では、6日までの3日間、「テストラン」が実施され、大阪府民などおよそ9万人が参加した。

【参加者】「ザ・万博みたいな感じで楽しみです」

おととい5日には石破総理も会場を視察。
ミャクミャクと一緒にファッションイベントにも参加し、若者に向けてPRした。

【石破首相】「楽しみだね~(ミャクミャクに)ひと言!」
【司会のウエンツ瑛士さん】(ミャクミャクの声をまねて)「がんばります!」

一方で課題も…

それは入場まで最大1時間半かかる混雑ぶり。

協会ではゲートをすべて開放するなどして、「テストラン」最終日には時間の短縮を図れたということだが、開幕まであと6日で、どこまで改善ができるか注目される。

石破首相
石破首相

■「並ぶ万博に?」

大阪府民として抽選に当たりテストランに参加したという、関西テレビ・神崎報道デスクは「並ぶ万博」になりそうだと指摘する。

【神崎博 関西テレビ報道デスク】「並ばない万博を標ぼうしていたが、入場ゲートも入るまで並んだ。テストランなので予約できるパビリオンは限られていたが、海外パビリオンは予約システムにそもそも入っていなかった。つまり並ぶしか手段がない...
2時間待ちの行列もあった。もちろん本番では予約システムに海外パビリオンも入り、課題は解決できると思うが、開幕までの6日で今回明らかになった課題がすべてクリアできるかは疑問」

(2025年4月7日 関西テレビ「newsランナー」)

神崎デスク
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関西テレビ
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