2月の実質賃金は、2カ月連続のマイナスとなりました。
全国の従業員5人以上の事業所3万余りを対象にした「毎月勤労統計調査」(速報値)によりますと、2月の働く人1人当たりの「現金給与総額(名目賃金)」は前の年の同じ月と比べて3.1%増え28万9562円で、38カ月連続でプラスになりました。
一方、物価の変動を反映した「実質賃金」は前の年の同じ月に比べて1.2%減り、2カ月連続のマイナスとなりました。
また、年末の平均賞与も発表され、41万3277円と、2.5%増加しました。
厚生労働省は「賃金が上がっているものの物価高に追いついていない。今後、今年の春闘の結果がどれだけ出てくるか注視したい」としています。